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2012年の春からの2クール(全22話+OVA 1話)で放送された京都アニメーション制作のアニメ。原作は米澤穂信さんで、「古典部シリーズ」を始め、数々のミステリー作品を手掛けています。今回のアニメも「古典部シリーズ」を題材にしており、米澤穂信さんの初作品にして、その名前を世に知らしめた名作です。その名作のあらすじと独自の視点からみた感想と評価をしていきたいと思います。
あらすじ
省エネ信条の高校1年生の主人公「折木奉太郎」が廃部寸前の高校の部活「古典部」に姉のすすめで入部することとなる。そこで出会ったヒロイン「千反田える」、中学からの知り合いの「伊原摩耶花」と「福部里志」とともに、神山高校を舞台に様々な事件を解決していく学園ミステリー作品である。
第1話から第5話
「氷菓」
この第1~5話までは、アニメ全体の概要とキャラの主要キャラの紹介をまぜつつ、「氷菓」の意味するものを突き詰めていく章である。
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まず、自分が印象を受けたのは、画がとてもきれいということです。そこは、やっぱり「京都アニメーション」さんがすごいなと感心させられるところの一つ。また、時々原作にはないような場面も付け加えられている。その場面が、万人が理解できるような説明の場面だったり、少しおもしろみを含んでいる場面だったりする。例えば、下の写真の場面。
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この場面は、自分が原作を読んだ限り、なかったように思える。もしあったら、ごめんなさい。
この折木が省エネのためにめんどくさいことから避けようとするところを、千反田がしっかりと引き戻そうとするところは、とても面白いと感じる。
さて、この章の感想ですが、まず「関谷純」の心情といったら、かわいそうで仕方がなかったです。最初、自分は「自ら望んで英雄になった」と「折木」同様思っていたが、実はそうではなかった。作中ではこのことを「あれは決して英雄譚などではなかった」と表現していますね。そのことと第5話ではっきりする「氷菓」の意味するところと組みわせると、もう鳥肌が止まりませんでした。
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